三協アルミ本社工場見学会【2】
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こんにちわ。設計藤倉です。 店長藤倉が、今回の見学会を ダイジェストで紹介しておりましたが ワタクシは暫く、詳細版でお届けします! 【前回までのあらすじ】 三協立山アルミ株式会社 様企画 「本社工場見学会」に参加した 店長藤倉と設計藤倉…。 |
東京を出発し、富山に到着、 そして…いよいよ工場見学へ! …なのですが、工場内は撮影禁止の為、 ここからは、一部イメージ図で ご案内をしたいと思います。 最初の工場、奈呉工場です。 この工場での工程は アルミの原料からアルミの製品素材まで… の工場となっています。 |
アルミの原材料は「ポーキサイト」と 呼ばれる、「酸化アルミニウム(アルミナ)」を 含む鉱石で、形状は豆状になっています。 これに、「か性ソーダ液」で溶かし、 「アルミン酸ソーダ液」をつくり、 そこから、「アルミナ成分」を抽出します。 …ちょっと難しい話になってきました…。 もう少しお付き合い下さい。 |
この「アルミナ」…正式には、 「酸化アルミニウム」と言う名称で 通称が「アルミナ」だそうです。 この「アルミナ」、天然では コランダム、ルビー、サファイアとして 算出するようです。 この「アルミナ」を溶融氷晶石の中で 電気分解し、原材料の「アルミ地金」を 製造します。 |
その「アルミ地金」を溶かして 添加金属を配合し、「脱ガス処理」をします。 そして、電柱みたいな形に鋳造し、 ようやくアルミ製品の原材料の形が 出来てきます。 これを「ビレット」と呼びます。 同じアルミでも、衝撃に強いアルミ 水に強いアルミ…。 |
用途に合せて、色々な種類のアルミの 「ビレット」が生産されます。 この後、「ビレット」再加熱し、 品質検査 所定の寸法に切断 梱包、 …そして出荷されます。 ここまでの工程が、奈呉工場の担当です。 |
この後は、次の工程である 射水工場に移動しました。 「ビレット」を押出加工し 見慣れた、アルミ部品のパーツに する工場です。 どうやって、あの形にするのでしょうか? 結論から言いますと… |
「ところてん方式」で アルミを押し出していました! 「ダイス」と呼ばれる金型を アルミが通過すると… 見慣れた、あの形になるのです! 「ビレット」が弾丸で 金型の「ダイス」、それを固定する「コンテナ」が 発射機になるイメージです。 |
…押し出されたアルミ形材は、 何十メートルにも及ぶ 巨大な長さの汎用形材のような形です。 この後… 押し出されたアルミを真っ直ぐに矯正し 所定の寸法に切断 そして、塗装となります。 …時間いっぱいになりましたので 今回はここで、終了です。 【次回】に続く…。 |
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