庭石の話。伊豆六方石です。 211025Sa
この記事についているタグ:営業佐藤です
こんばんは。 アナログ・ヒゲおやじ・佐藤 です。新型コロナウイルスによる規制も解除されて、夜の街にも賑わいが戻りつつ
あるようですが、まだヒゲおやじは我慢しています。
…というより、おかげ様で飲みに行けないほど忙しいのですが…
ありがたいことです。
いきなり秋の気配が濃くなり気温も一気に下がりました。
気温差が大きい季節です、皆様も体調にご留意ください。
コロナも少し納まりましたので、先日墓参りに田舎へ行ってきました。
盆休みもお彼岸も行くことはできなく、ご先祖様に申し訳なく…
そんな個人的なことは、どうでもよいのですが、ついでに石を見てきました。
成城のO様邸の坪庭の写真です。 立石に使用しているのが伊豆六方石です。 昔は和風の庭に多く使いましたが 近頃はアレンジしてモダン和風に 多用されています。 |
伊豆六方石は、安山岩質の溶岩が冷えて固まるときに
収縮して五角形や六角形の柱の様になる柱状節理という現象によって作られます。
それを切り出してきて、古くから庭園の資材として使われてきました。
造園資材としての伊豆六方石。 |
伊豆半島では、自然の中に多々見られる石材です。
海岸線でも、下田の爪木崎に天然記念物として見られます。
(九州の福岡には芥屋の大門(ケヤノオオト)という玄武岩の柱状節理の海洞窟が有ります)
今回見てきたのはその下田からほど近い河津です。
河津桜で有名な河津川の上流の河津七滝(カワヅナナダルと呼びます)に行きました。
川端康成の小説「伊豆の踊り子」で有名な 天城峠からほど近い河津七滝は… いえ今回は観光名所紹介ではないので 割愛します。 |
気を取り直して
岩肌が多角形に割れているのが伺えます。 これが柱状節理です。 |
このように断崖絶壁にも、 柱状節理が現れています。 かなり荘厳で美しい光景です。 |
渓谷にはこのように褶曲した 柱状節理も見られます。 |
伊豆半島は、2018年に世界ジオパークに認定され
自然環境の破壊につながることは禁止されました。
伊豆六方石の産出も難しくなっている様です。
これからは庭の景石の再販・再利用も考えないと行けないのかもしれませんね。
これも、一つのエコなのかもしれません。
最後に大滝(オオダル)の雄姿を
…紅葉していれば、もっと良かったのですが…
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