危険ブロック、古い万年塀の対応施工例。。 180623T
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こんばんは。
店長藤倉です。
今週は危険ブロックと言う言葉を何度聞いたでしょうか。。
大坂で起こった震度6弱の大地震でブロックや石積みの
倒壊で死者が出てしまいました。。
ブロック倒壊の映像を見るとたしかにありえない状況であり、
今でしたら絶対行わない施工方法であります。。
しかし都内でも、まだまだあのような危険ブロック積みを
見かける事も多く、他人事ではありません。。
ブロック以外にも万年塀や石積みなど50年以上前の
壁がまだまだ残っているのが現状です。。
そんな危険構造物の対応策をいくつかご紹介します。。
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境界部分にあるブロック積みで7段積みの下に
高さ40センチの基礎があります。
土の部分から1m80僂箸覆蠑し高いブロック塀
になります。
家の建替えなど確認申請を提出する工事をする
場合は高さを1.2m以下にカットするか、3.4mごとに
控えブロックが求められます。。
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境界ブロックの場合は隣家の方にも配慮が
必要であり、ブロックをカットするだけですと
丸見えになってしまいます。
又、控えブロックを設置する場合も40冂、
所々ブロックが出っ張りますので都内など
狭小地では現実的でありません。。
一番のお勧めはブロックを1.2m以内にカット
したあとに目隠しフェンスを設置する事です。。
ただし、下段のブロックもひび割れ等、破損が
見られれば下記現場のように基礎部分から
やり直した方が間違いありません。。
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もちろんやり直すとなると費用もかかり大変です。
大急処置として鉄骨補強設置する場合もあります。
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既存のブロックを残したまま鉄骨を建てる事で
ブロックの倒壊を極力、防ぐ方法です。。
一番上に引っかける所をつくり、ブロックに
引っかけ基礎部分をコンクリートで固めます。。
もちろん見えない基礎部分のコンクリートを
しっかり施工する事も重要であります。
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ブロック倒壊が心配な方に施工しますが
あくまで大急処置的な補強方法です。。
その後、家の建て替えなど確認申請を
提出する場合、この鉄骨補強は認め
られません。。
ブロックのカットや、控えブロックが求め
られます。
又、ブロック以外にも古くなった万年塀も
良く見かける壁であります。。
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50年以上前の万年塀で、一部鉄筋が露出
しており、かなり弱そうな塀でありました。
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こちらはすべて撤去し、ブロックフェンスへ
リフォームしました。高さも以前の万年塀と
同じ高さとし、今まで通り目隠し効果があります。
ただし、基礎からやり直している為費用もかかる
施工になります。。
ちょっと予算が・・・・、と言う場合は、
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上部のみ撤去し、目隠しフェンスを設置する
方法もありますが、見た目は・・・・。。
どうでしょうか??
しかし、見た目はどうあれかなり安心な塀に
なりました。。
今回、危険ブロック、万年塀の対応施工例を
ご紹介しましたが、新しくやり直す場合も
基礎工事などがいい加減ですと、安心な塀には
なりません。。
見えない部分の施工にもご注意を!!
〜万年塀 取り換え・補強特集〜はこちら
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