『昭和記念公園の盆栽苑』
この記事についているタグ:設計遠藤です
こんにちは、 設計の遠藤です。 今年もあと残すはあと3週間。 営業も、設計も、 職人さんたちもラストスパートかかってます。 気合入れていきましょー! |
さて、先週は昭和記念公園内の 日本庭園についてご紹介いたしましたが、 本日は、その日本庭園の中にある 盆栽苑についてお伝えいたします 南門から入って左周りに歩きます。 順路のとおり。 |
歓楓亭(集会棟)をすぎたすぐ左に 盆栽苑があります。 日本初の国営盆栽展示施設で、 苑内には国風盆栽展級の名品盆栽が、 60点ほど展示されています。 三脚を使わなければ写真撮影OKです。 以下 何点かご紹介します。 |
蝦夷松 推定樹齢300年以上 |
五葉松 推定樹齢300年以上 |
真柏 推定樹齢200年以上 |
盆栽を鑑賞するポイントは
1.根張り
盆栽の根が四方八方に張り出して、安定感と力強さがあること。
2.幹
立ち上がりが素直で、上に行くほど自然に細くなっていくこと。
3.枝配り
幹から出ている枝の太さや間隔がバランスよく配置されていること。
の3つが盆栽の三要素と呼ばれ、
これらの要素を兼ね備えたものが理想的とされているそうです。
↑もう一度見直してみてください ^_^
ここからは、↓ お庭にもよく利用する樹木です。 盆栽になるとこんな風になります。 ひめしゃら 幹肌に特徴があります。 シンボルツリリーとしてよく使います。 |
コムラサキ(ムラサキシキブ) 落葉低木で 庭木の下などに配したりします。 盆栽にしたてると こんな風になっちゃうんですね。 |
マユミ 落葉樹 もともと特徴のあるすてきな木ですが こうなるとさらに風情がでます。 |
こちらはちょっと変わり種 ブーゲンビレアです。 南国系の華やかな木ですが、 盆栽にするとまた一味違いますね。 |
こんなミニチュア盆栽もありました。 草花のケイトウです。 高さ5cmくらいでしたでしょうか。 |
ちいさくても れっきとした植木のナンテンです。 高さ10cmくらい。 |
盆栽の鑑賞ポイントの基本は、
前述の「盆栽の三要素」ですが、
実際の庭木が盆栽だとこんなふうになる、その違いもちょっと面白いなぁと思いました。
私的には こんな 苔むしたところや、 |
こんな 年月を感じさせる幹肌なども 萌ポイントです。 見ていると すぐに時間がたってしまいます。 人によって 自由な鑑賞方法でいいのかなぁ...。と |
それにしても
小さく仕立てられているその一鉢のなかに
とてつもない大きなスケールを感じました。
とても見応えがありました。
じっくり見るとすると、
2、3時間はすぐたってしまうのではないでしょうか。
もし、盆栽を目的に行かれるのでしたら、
十分に時間を確保していかれることをお勧めします。、
ちなみに盆栽苑のある日本庭園は、池にかかる木橋の交換工事中で、
橋がわたることができなくなってるそうです。
そのため池の水も抜いてしまうそうなので、ご注意ください。
(逆に普段と違う風景が見れるかも・・・。)
ではまた。^_^
16.12.08
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