餃子…食べたかったけど…
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こんにちわ。設計藤倉です。 画像は23:30の東北自動車道 佐野SAです。 実は、先日の連休中に友人の個展が あったのですが、開催場所が少し遠い事や 諸般の事情により、行くのを断念していました。 …が、上手く調整すれば、数時間ですが 現地に滞在可能な事が分かり 夜遅く、東京を発進しました! |
眠気と格闘しながら、目的地に到着。 ホテルに一泊。そして、翌朝… 栃木県は宇都宮まで来ました! 先週は30分の為に筑波サーキットまで(笑) 今週は数時間の宇都宮! …最近、元気なワタクシ…。 早速、目的の個展に向かいます! |
個人的に気に行った作品は、コレ…。 今回の作品は全て、鉛筆で描かれて いるのですが、鉛筆の粉をを飛ばして 表現している所が気に入りました♪ 余白のバランスなど…巧いな〜と…。 絵と設計…。分野こそ違いますが、 表現と言う意味で感性を刺激して来ました! …そんな事を思いつつ、個展を後にしました。 |
さて…宇都宮と言えば…餃子! 食べようと思いましたが、この状況です(笑) 過去の店長のブログでもありましたが 連休だと、3時間待ちとかになるそうです。 今回、短期滞在なので、 待っている時間はありません! 飯ヌキで(涙)別の場所に移動です。 |
宇都宮市街から数キロ先…。 そべり立つ岩壁…。 良く見ると、スリットがあります。 何かの軍事要塞でしょうか? ココ…実はエクステリアと密接な 関係の場所でもあります! 岩壁の正体は… 大谷石(おおやいし)でした! |
…宇都宮は餃子だけではありません! 大谷石の生産地でもあります! 軽石凝灰岩の一種で、宇都宮市の 大谷町付近で採掘される石材です。 特徴としては… ・耐火性に優れている。 ・石の重量が軽い。 ・石質が柔らかい為、加工し易い。 |
…以上の点から、古くから、外壁や土蔵など の建材として使用されてきたようです。 また、その耐火性・蓄熱性の高さから パン釜やピザ釜等、石釜の構造材としても 用いられているようです。 「遠藤さ〜ん、ネタ、かぶっちゃったよ(笑)」 最近では、独特の素材感・質感を建造物に 取り入れる為に、薄くスライスされて壁材や 床材として使用されることも多いようです。 |
採掘場跡(地下)は 大谷石資料館 として 見学する事が出来ます。 中に入ると…まぁ凄い事!! まるで、ピラミッドの中にいるようです! そして…とてつもなく広いです。 確認しますが、ココは地下空間です。 中の気温は行った日は12°でした。 訪れる場合は上着を持参してください! |
現在は機械化されて、採掘していますが 昭和35年位までは手作業… ツルハシでの切り出しのようでした。 五十石(15cm×30cm×90cm)の 大きさの石を一本掘るのに 4,000回もつるはしを 振るったそうです…。絶句。 重量も、1本の重さが70kg程あり、 1人で1本担ぎ出したようです…。 |
あの重いセメント袋が20kg…。 その3倍以上! どーやって、担ぎ出したのでしょうか? また1人の1日の採掘量は10本だったようです。 機械化されてからは、1日50本だそうです。 採掘場跡を見ると、改めて 当時の職人さんたちの「凄さ」が分かります。 …そんな思いをした1日でした…。 |
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