『アプローチをクランクさせることで安全性と奥行き感を得たエクステリア 世田谷区N様邸』
今晩は、設計の遠藤です。 今年も近所のS様邸のなんじゃもんじゃの木が 素敵な姿を見せてくれました。 この木は、 もう姿どころか、 景色といっていいくらいのスケールです。 世田谷区の名木百選にも選定されています。 こんな時でも変わらず 素敵な景色を見せてくれる 自然は素晴らしいですね。 さて今回は、世田谷区のK様邸です。 |
すでに、店長のブログでご紹介済ですが、
今回は、プランナー目線でお伝えいたします。
高低差のある敷地に、階段の付くアプローチと、
自転車2台と縦列駐車のカーポートスペースが必要なケースです。
そこに世田谷区の緑化計画が加わります。
店長のブログでもありましたが、
当初メーカーさんのプランでは、アプローチが道路に向かって直線で計画されており、
アプローチを挟んで左側に駐輪スペース、右側に駐車場の計画でした。
道路までまっすぐ直線 |
高低差があるケースでの直線のアプローチ(階段)は、
できれば避ける事をお勧めします。
もし、ころんだりしたら、道路まで飛び出してしまう可能性があります。
道路までクランク |
左側にアプローチをクランクさせることで、
道路まで高低差を解消し、かつ安全性を確保しました。
これで小さなお子様やお年寄りが間違って道路まで飛び出す心配もありません。
アプローチをクランクさせる事で他にもメリットが出てきます。
クランクさせてできた道路側のスペースにシンボルツリーを植えることで、
直接玄関が見えないように目隠しの役割も持たせる事ができました。
さらに、視線が前後左右にとまることで奥行き感も得ることができます。
門塀は、風致地域で植栽の計画が優先する部分であり、
あえて大きなものは計画せず、
シンプルに機能門柱で計画させていただきました。
いかがでしょうか、
シンプルですが、とても奥行き感のある良いエクステリアができたと思います。
ちょっとしたプランの中にも意図のあるデザインであることで、
そこを利用する際に意味のある生活空間となります。
世田谷エクステリアルームでは、
お施主様の生活をイメージしたエクステリア空間を提案をさせていただきます。
外構・エクステリア工事をご予定の際は
是非、世田谷エクステリアルームに一声おかけください。
N様、
この度はエクステリア工事ご依頼いただきありがとうございました。
今後も、末長いお付き合いをお願いいたします。
では、また。