庭木のお手入れ。刈込と剪定の違いとは…
この記事についているタグ:営業佐藤です
こんばんは。 アナログ・ヒゲおやじ・佐藤 です。雨です。3週連続で週頭に台風が日本を襲っています。
東京への影響は大きくは無いのですが、工事は遅れています。
特に仕上げ系が… 困ったものです。
私のせいでは… ありません。
今週は、植木のお手入れの話を少ししましょう。
施主様からご依頼をいただくときの言葉は
「植木の刈込をお願いします。」とか「庭木の剪定をお願いできますか?」とか
「植木のお手入れと庭の掃除お願いします。」とか言われます。
さて刈込と剪定は何が違うのでしょうか?
お手入れ は、その言葉通り手を入れる(作業する)ということですから
刈込も剪定も含まれている感じですよね。
だとしたら、刈込と剪定は何が違うのでしょうか?
実は明確な違いがあります。
刈込は、主に生垣や低木の植込みの手入れに用いられる言葉で 刈込鋏を用いて高さや幅など、形を整える作業をいいます。 刈込鋏でバサッと切り揃えていきますから 葉も枝も途中から切断されてしまいます。 |
← 刈込鋏 刈込の良いところは、形がはっきりと整えられることや 剪定に比べて短時間に仕上げられること 密に仕上げられ目隠し効果が高いことです。 悪いところは、光が樹の内側まで届かなくなり 風通しが悪くなって、内側の枝葉が枯れてしまうことや、 病虫害が増えやすいことでしょう。 |
剪定は樹木の枝を切って、樹形を整えたり、 陽通しや風通しを良くする作業で 剪定鋏や鋸を用いて枝や幹を切る作業をいいます。 樹木全体を縮めることができるほか、風通しが良くなるので 病虫害にも強くなります。 デメリットは、ゴミが多くなることや 刈込より時間がかかることでしょうか。 |
← 剪定鋏 この様な剪定鋏を使います。鋏の刃が弧になっていて 力が入れやすく太い枝も切ることができます。 この鋏は、元は西欧の果樹園で使われていたもので 日本には戦後に入ってきた様です。 |
熟練の植木職人さんは、この様な木鋏を使っていたりします。 「南蛮」と呼ぶ職人さんもいます。 握るところが丸く独特の形をしていますが これは密な内側の枝を切る際に、 ほかの枝を傷つけないためだそうです。 |
植木で作られた彫像をトピアリーといいますが これは小さな葉が密集する樹木(ツゲ等)を 刈り込んで作られたものです。 芸術の域ですね。 |
和のトピアリーとしては、 ツゲやキャラの玉散らし仕立てが良く見受けられます。 門かぶりの松や槇(マキ)もそうですね。 |
この写真は槇ですが、手軽に形を整えるのには 刈り込むのが手っ取り早いのですが、 槇は葉が細長く葉の途中で切ると その切断部が赤茶色く枯れた様になってしまいます。 |
丁寧に剪定をしてあげると葉先の綺麗な 仕立てものにすることができます。 刈込と剪定の違いはこんなところにも現れるのです。 |
大きくなりすぎて、手に負えなくなったシンボルツリーや
小振りに形を整えたい庭木、病虫害でお困りの庭木、
ボサボサになってしまった生垣、等がありましたら
ぜひ一度ご相談ください。
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