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庭木のお手入れ。刈込と剪定の違いとは…

この記事についているタグ:営業佐藤です
こんばんは。 アナログ・ヒゲおやじ・佐藤 です。

雨です。3週連続で週頭に台風が日本を襲っています。
東京への影響は大きくは無いのですが、工事は遅れています。
特に仕上げ系が…  困ったものです。
私のせいでは… ありません。

今週は、植木のお手入れの話を少ししましょう。

施主様からご依頼をいただくときの言葉は
「植木の刈込をお願いします。」とか「庭木の剪定をお願いできますか?」とか
「植木のお手入れと庭の掃除お願いします。」とか言われます。

さて刈込と剪定は何が違うのでしょうか?

お手入れ は、その言葉通り手を入れる(作業する)ということですから
刈込も剪定も含まれている感じですよね。
だとしたら、刈込と剪定は何が違うのでしょうか?

実は明確な違いがあります。



DSC_0052

刈込は、主に生垣や低木の植込みの手入れに用いられる言葉で
刈込鋏を用いて高さや幅など、形を整える作業をいいます。
刈込鋏でバサッと切り揃えていきますから
葉も枝も途中から切断されてしまいます。
刈込鋏


←  刈込鋏

刈込の良いところは、形がはっきりと整えられることや
剪定に比べて短時間に仕上げられること
密に仕上げられ目隠し効果が高いことです。
悪いところは、光が樹の内側まで届かなくなり
風通しが悪くなって、内側の枝葉が枯れてしまうことや、
病虫害が増えやすいことでしょう。


剪定例


剪定は樹木の枝を切って、樹形を整えたり、
陽通しや風通しを良くする作業で
剪定鋏や鋸を用いて枝や幹を切る作業をいいます。

樹木全体を縮めることができるほか、風通しが良くなるので
病虫害にも強くなります。
デメリットは、ゴミが多くなることや
刈込より時間がかかることでしょうか。

剪定鋏


←  剪定鋏

この様な剪定鋏を使います。鋏の刃が弧になっていて
力が入れやすく太い枝も切ることができます。
この鋏は、元は西欧の果樹園で使われていたもので
日本には戦後に入ってきた様です。
木鋏
熟練の植木職人さんは、この様な木鋏を使っていたりします。
「南蛮」と呼ぶ職人さんもいます。
握るところが丸く独特の形をしていますが
これは密な内側の枝を切る際に、
ほかの枝を傷つけないためだそうです。

25thトピアリー


植木で作られた彫像をトピアリーといいますが
これは小さな葉が密集する樹木(ツゲ等)を
刈り込んで作られたものです。

芸術の域ですね。
DSC04207

和のトピアリーとしては、
ツゲやキャラの玉散らし仕立てが良く見受けられます。

門かぶりの松や槇(マキ)もそうですね。
DSC04209

この写真は槇ですが、手軽に形を整えるのには
刈り込むのが手っ取り早いのですが、
槇は葉が細長く葉の途中で切ると
その切断部が赤茶色く枯れた様になってしまいます。
DSC04212

丁寧に剪定をしてあげると葉先の綺麗な
仕立てものにすることができます。

刈込と剪定の違いはこんなところにも現れるのです。


    大きくなりすぎて、手に負えなくなったシンボルツリーや
    小振りに形を整えたい庭木、病虫害でお困りの庭木、
    ボサボサになってしまった生垣、等がありましたら
    ぜひ一度ご相談ください。


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