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大きな地震の前に建て直して、倒壊を免れた春日灯籠をご紹介します。210215Sa

この記事についているタグ:営業佐藤です
こんばんは。 アナログ・ヒゲおやじ・佐藤です。
土曜日の夜の地震には驚きましたね。東日本大地震から10年経って
また、大地震で津波が来るかと心配しました。
三陸から九十九里までの太平洋沿岸の方は、相当心配されたのではないでしょうか?

先週に、お庭でやや傾いていた春日灯籠を組み直しました。
直していなかったら倒れていたかも知れません。
施工させていただいといて良かったなぁ と思いましたので施工風景をご紹介します。




DSC施工前
 施工前

広い庭ですが、灯籠の隣にイチョウが有って
その根で持ち上げられた可能性が有ります。
 
この写真でも、灯籠が左に傾いているのが
判ると思います。
まずはバラシて基礎の状態を見てみます。

大きさは6尺(約1.8m)有ります。
これぐらいだと職人は3人〜4人いないと
バラス事ができません。
これ以上大きくなれば、チェーンブロックか
ユニック車が必要になります。
 
DSC_1996


順番にバラシて行きます。
各部分には正面が判る様に
初めにテープでマーキングしてあります。
DSC_1997

笠や中台は重いので3人で
慎重に移動して行きます。
DSC_1999

掘って見ると、やはりイチョウの根が
基礎の玉石と台座を持ち上げて居ました。

イチョウの根は切除します。
DSC_2001

基礎の玉石が出てきました。
前の造園屋さんは、玉石を敷き詰めて
基礎としていた様です。
DSC_2005

砕石を入れて転圧し、基礎を強化します。
DSC_2006

更にセメントと砂を混ぜた「空練り」を敷いて
転圧をしてしっかりとした基礎にします。
DSC_2008

土に埋まっていた台座を洗っています。
組み上げ1

下から順番に、水平と垂直をみながら
台座・竿・中台・火袋と積み上げて行きます。

それぞれの部分は、製作した石工職人が
組み合う様に加工してあるものですが
長年の間には狂いも生じます。
その場合はアルミのクサビを入れたりして
水平垂直を補正していきます。
DSC_kannsei

組み上げ完成しました。
施工前の写真と見比べてください。
完全に垂直に立っているのが判ると思います。














灯籠の正面はこちらです。

  ↓
完成03


今回の地震でも倒れた灯籠があった様です。
もしお庭にある灯籠が傾いているようでしたら
一度ご相談ください。
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