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足立美術館庭園 日本庭園の雄大な借景勉強してきました 171008K

この記事についているタグ:設計上林です
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こんにちは。
世田谷エクステリアルーム 設計上林です。
先日人生初の夜行列車「サンライズ出雲」で鳥取、島根旅行にいってきました。

サンライズ出雲のお部屋はシングルタイプで、私は余裕で足が伸ばせ、心地よいお布団で寝ることが出来ました。
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夜行バスより全然快適です♪
2Fだったので、夜景も寝ながら見ることが出来ます!
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そんなこんなではしゃいでいるうちに、
朝になり目が覚めるとすっかり別世界岡山の自然が目覚めに飛び込んできます。
今回は安来で下車し、日本庭園米誌ランキングで「14年連続日本一」に選ばれている足立美術館に行ってきました。
足立美術館の庭園は名園の中では比較的新しく、昭和45年、安来出身の商い足立全康が71歳の時、郷土への恩返しと島根県の文化発展の一助になればという思いで、財団法人足立美術館を創設したそうです。
また、美術館には日本画で教科書にも載っている有名人、横山大観作品が多く、足立全康の基本方針として日本庭園と日本画の調和を目指して作られたそうです。
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それは、日本庭園を通して、四季の美に触れていただき、その感動をもって横山大観という、
日本人なら誰でも知っている画家の作品に接することで、日本画の魅力を理解していただきたいということです。
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↑まず、造りこまれた庭園というよりは、近隣のマツや岩石を利用した自然風の枯山水がお出迎えしてくれます。

←そして、一枚石の橋が美しい苔庭があらわれます。こちらは京風のシンプルで素敵なお庭です。


美術品を鑑賞しながら奥に進むと。。。
すぐに写真等でよく使われているメインの枯山水庭園があらわれます。


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雄大な印象と松の緑・サビ砂利のコントラストがとても美しく大きな窓から見渡す庭はまさに絶景の日本庭園です。
なにより、こまめに手入れされた手前のマツと借景となっている奥の森の膨らみ具合が絶妙で、どこからが敷地の境界なのか全くわかりません。
こんな大規模で美しい借景ははじめてで、かなり感動しました。

日本庭園はいろいろな習わしや決まりの中で造られていくのですが、正直覚えきれず。。。
そんな不確かな知識の私でも否応なしに楽しめる素敵な庭園となっていて、日本庭園米誌ランキングで「14年連続日本一」に納得です。


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メインをすぎて満足していると、静かに山の中に滝が見えてきます。
なんて人の敷地を取り込むのが上手いのかしらと思いきや、なんとこちらは人工の滝だそうです。
そんなに上手く滝があるわけないですね。

あそこまで手入れにいっているのかと思うと本当にすごいです。
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そして個人的に一番おすすめのスポットは、池庭にある離れの分厚いフレームで造られたフィックス窓からみえる「生の掛軸」日本庭園です。
掛け軸のような、日本画のような・・・その狭い四角形の中に、四季や水の音などすべてがおさめられていました。

逆光で写真がわかりずらいですが、窓の縁取りがかなり太いか、逆にフレームが無いのか・・・そこがポイントのようです。
もし、自分で家を建てることがあれば、絶対にこの窓つくろうと心に誓って帰りました。



長くなってしまいましたが、見どころ満載の足立美術館の庭園でした。
秋の紅葉シーズンに如何でしょうか?


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